HIGHCONTRAST RECORDINGS img img
HIGHCONTRAST RECORDINGS
img
img news artist index discography event booking link contact
artist index
alayavijina3
山川冬樹 ヨシダダイキチ 金子哲也 岡山守治 瀬川UKO 永吉真弓 立岩潤三
山川冬樹ヨシダダイキチ金子哲也岡山守治瀬川UKO永吉真弓立岩潤三
Profile
ヨシダダイキチ(シタール)、山川冬樹(ヴォーカル、ホーメイ、イギル)、瀬川UKO(タブラ)、立岩潤三(カホン、ダルブッカ)、永吉真弓(マリンバ)、岡山守治(ヴォーカル、ホーメイ、口琴)、金子哲也(パカワジ)からなる、日本における若手民俗系ミュージシャンのオールスター・バンド。民俗音楽の伝統を踏まえつつも、ジャンルや既成のフォーマットに囚われることなく、バンドの持つ独自の音楽観やアヴァンギャルド性を、確かな理論とハイレベルなテクニックで融合させる。再現不可能とも思えるアルバムの難曲を、ライブではさらにスケールアップした形でアウトプットする。
 
2003年
ヨシダダイキチ(サイコババ)とU-zhaan(ASA-CHANG&巡礼)によって結成。
 
2004年2月
1stアルバム「アラヤヴィジャナ」をリリース。ゲスト・ヴォーカルにUAが参加。後にシリーズ化される手塚治虫原作『火の鳥』に登場する「ロビタ」をジャケットにフィーチャー。
 
2005年5月
2ndアルバム「アラヤヴィジャナII」をリリース。新メンバーに山川冬樹、瀬川UKO、立岩潤三、永吉真弓、藤乃家舞が加入。ゲスト・ヴォーカルに奄美シマウタの第一人者、朝崎郁恵が参加。U-zhaan脱退。
 
2006年5月3日
3rdアルバム「アラヤヴィジャナIII」をリリース予定。新メンバーに岡山守治、金子哲也が加入。藤乃家舞脱退。
 
 
 
■ヨシダダイキチ(シタール)

10才よりギター、ピアノ、音楽理論等を独学で学ぶ。1996年よりインドにてシタール及びインド音楽理論を学んだ後、民俗楽器と現代音楽をテーマにボアダムスのヨシミと『サイコババ』の活動を開始。同名義で現在までに5枚のアルバムをリリース。2001年ダライラマ主催の「世界聖なる音楽祭」出演。2002年NHK「ドレミノテレビ ううあとうたおう」に出演。2003年『AlayaVijana』を結成。同年、UAのアルバム『SUN』収録曲「ファティマとセミラ」をプロデュース。他に、YMO-remix、ROVO コンピレーション、Sonic Youthトリビュート、OOIOO、GOMA、シュガーソウル、リタ・アッカーマン等の作品に参加。ボアダムス、灰野敬二、サーストン・ムーア(Sonic Youth)、ジム・オルーク、マタ・プラサド・ミシュラ等と共演。ロック、現代アート、インド古典など様々なフィールドで活動。
 
■山川 冬樹(ヴォーカル、ホーメイ、イギル)
2003年ロシア連邦トゥバ共和国で開催された「第4回国際ホーメイフェスティバル」に参加し「アヴァンギャルド賞」を受賞。その独自のスタイルを「アヴァンギャルド・ホーメイ」と称される。同年東京で開催された「第2回 日本ホーメイコンテスト」では、第1回大会(2001年)に引き続きグランプリと観客賞をダブル受賞。Fuji Rock Festival'04やsonarsound tokyo 2004など大型フェスティバルへのソロ出演も多い。2006年ベネチアビエンナーレへの参加が決まるなど、自らの身体と声をプラットフォームに、音楽シーン以外のフィールドでも勢力的に活動。現在、東京藝術大学先端芸術表現科非常勤講師。
http://fuyuki.org
 
■瀬川 UKO(タブラ)

1997年渡印。タブラに出会う。2000年よりファルカバード派の巨匠パンディット・シャンカール・ゴーシュに師事。現在インド音楽やインド舞踊のアカンパニーに従事する一方でジャズ、フラメンコ、クラッシック等、さまざまなジャンルで活動中。さらに映像作家やペインター、書道家とのコラボレーション、映画のサウンドトラックへの参加など幅広く活動している。また、ヨシダダイキチとコンビで全国各地でライブ活動を展開。さらに海外のイベントに参加。精力的に活動を展開している。
 
■永吉 真弓(マリンバ)
幼少からマリンバをはじめる。ピアノやバイオリンじゃなく、なぜかマリンバ。1987年 東京音楽大学付属高校に入学、1990年 東京音楽大学入学。卒業後は地元静岡を中心に音楽活動をする。幼稚園、小学校、福祉施設で音楽教室をひらく。他にもパーティー、イベント等で演奏。途中、アフリカの太鼓にひかれ西アフリカのワークショップに参加。2003年、ヨシダダイキチと出会いアラヤヴィジャナに参加。
 
■立岩 潤三(カホン、ダルブッカ)
ドラムを坂田稔に師事。タブラを吉見征樹に師事。GHOST、AlayaVijana、ポチャカイテマルコ、Memories Of Nada、Yae、インド/アラブ古典音楽、雅楽/邦楽や各種ダンス/ファッションショ−とのコラボレ−ション等幅広いジャンルでドラム/パ−カッションを担当し、日本に限らずU.S.A.やスペイン、スコットランド、香港等で演奏、ボ−ダ−レスな活動を展開中。また、各種学校やカルチャ−スク−ルにおいて後進の指導も行う。
http://members.jcom.home.ne.jp/tanc/
 
■岡山守治(ヴォーカル、ホーメイ、口琴)
ホーメイ、口琴を巧みに操る倍音楽家。様々な音楽活動を経た後、トゥバ共和国に伝わる倍音唱法「ホーメイ」に出会い倍音に開眼。1999年、倍音バンド「倍音S」結成。2000年、トゥバ共和国で行なわれたホーメイコンテストに出場。グループ部門にて2位入賞。2001年、インド旅行中にインド口琴のマスターに師事する。日本ホーメイコンテストにて第一回、第二回ともに入賞。自身のワークショップ生徒を率いて「口琴オーケストラ」結成。2005年、倍音S脱退。ソロ及び様々なユニットで活動中。
http://mono.rocket3.net/okayama/
 
■金子哲也(パカワジ)
1996年より逆瀬川健治氏にタブラを師事。2000年よりインドのヴァラナシにて、Pt.シュリカント・ミシュラ氏にパカワジを師事。ヴァラナシで行われる音楽祭『ドゥルパッド・メーラ』に2002年より毎年出演。2004年度『ドゥルパッド・メーラ』にてゴールドメダルを授与される。2005年、パーカッション主体のユニット"Jai Bajrang"を結成。インド、日本においてインド古典の声楽、器楽、舞踊の伴奏、及び主奏者として活動中。

Discography
Alayavijana
[HCCD-9504]
Alayavijana II
[HCCD-9509]
Alayavijana III
[HCCD-9515]
Alayavijana III
[HCCD-9530]
Alayavijana
[HCCD-9533]
     
sitar【シタール ─ Sitar
インドの弦楽器。中世インドで、Hazrat Amir Khusroによって発明されたといわれる。琴や琵琶のように弦をベンディングすることでミクロな表現を可能にする。弦の数は20本前後で、ドローン弦、メロディー弦、リズム弦、共鳴弦に分かれる。

【ホーメイ ─ Khoomei
ロシア連邦トゥバ共和国に伝わる喉歌。ダミ声によって本来声に含まれた倍音成分を強調し、ドローンとメロディを一人で同時に歌う。その特異な響きから「一人二重唱」などと形容されることも。アルタイ山脈一帯には類似した歌唱法が分布しており、日本ではモンゴルの「ホーミー」が比較的よく知られている。

【イギル ─ Igil
トゥバ共和国の弓で弾く擦弦楽器。モンゴルの馬頭琴の原型と言われ、ハーモニクスが豊かな音色が特徴。ミルクをかくはんする大きな木製のさじに、弦を張ったのが始まりとの説も。2弦の素朴な構造ながら多彩な表現が可能で、ホーメイの伴奏に多用される。トゥバの歌手たちにとっては無くてはならない重要な楽器。

【ダルブッカ ─ Darbuka
darbukaアラブ諸国で使用される陶器やアルミ鋳造のゴブレット型の胴体を持つ打楽器。打面は魚(サメやエイ)や山羊の皮、プラスティック・ヘッド等が使用される。高級品は象嵌(貝殻等の材料で模様などをはめ込む)の装飾が施されているものが多い。エジプトではタブラ(=太鼓)と呼ばれる。

【カホン ─ Cajon
cajon南米ペル−やスペインで使用される四角い木箱型の打楽器。打面の板が側板から浮いており、叩くと板がぶつかるアタック音が生じる。また打面の内側に響き線や小さな鈴等が施されているものもある。発祥は南米ペル−という説が有力で、荷箱などを叩き始めたのがきっかけと言われている。その後1960年代にペルーのミュージシャンからカホンをプレゼントされたパコ・デ・ルシアがフラメンコ音楽に導入した。カホンはスペイン語で「箱」と言う意味。

pakhawaj【パカワジ ─ Pakhawaj
北インドの代表的な両面太鼓。タブラの原型と言われ、右鼓面にはタブラ同様の鉄粉を含む黒いペーストが塗り付けられている。左鼓面には演奏のたびにパン生地を貼付け、独自の重低音を醸し出す。主に北インド古典音楽のドゥルパッドスタイル(現存する最古の古典スタイル)で使われる打楽器。

【マリンバ ─ Marimba
marimbaひとことで言うならば大型の木琴。ピアノと同じ配列の木製の鍵盤をマレットと呼ばれるバチで打ち、共鳴管にその音を響かせ音を出す。原形は数百年〜千年位前のアフリカにあったといわれ、木の板を並べ、下に瓢箪などをぶらさげ共鳴管の役割を果たしていた。今の形が生まれたのは19世紀のグァテマラと言われている。その後アメリカ・ヨーロッパなどで改良され現在の形になる。グァテマラでは今でもマリンバは国民的な楽器とされている。

【タブラ ─ Tabla
tabla北インドで古典音楽からポップスまであらゆる所で使われている2つでセットの片面太鼓。高音の太鼓は『ダヤン』もしくは『タブラ』と呼ばれる木のボディー、低音の太鼓は『バヤン』と呼ばれ、金属のボディーを使い、それぞれにヤギの皮が張ってある。また鼓面中央の黒い部分は『ガブ』と呼ばれ、米の糊と金属の粉を混ぜて練ったペースト状のものを塗り付けてある。ここをうまくコントロールしながら叩くと、この楽器独特の歌う様なリズムが生まれる。

【インド口琴 ─ Morshank
morshank口琴はユーラシア大陸全体に見られる楽器である。振動する弁とそれを取り囲む枠でできているが、民族により鉄、真鍮、竹、木等様々な素材、形状を持つ。単体では蚊の飛ぶような音しか出ないが歯、もしくは唇を通じて振動を口腔内に伝え、響かせることによって音響を得る。口腔内を微妙に変化させることで振動弁の持つ倍音に変化を持たせ演奏する。一見シンプルな作りからは想像もつかない程に様々な音色の倍音が発生する。アラヤヴィジャナではインド古典のリズム演奏に用いられることの多い口琴、通称モルシャンを使っている。
artwork
HIGHCONTRAST RECORDINGS img artwork
copyright